昨年末、悪化の傾向があると判断され、薬のランクを上げましたが、その後、症状(かゆみ)は収まり、今現在問題なく安定しています。もちろん、多少のかゆみがある場合もありますが、普通の生活で全く気にならないレベルです。(つまり、元に戻ったという事ですね)
ただ、まだランクを上げた状態で薬を使っていますので、2月の通院時に医師の判断を仰ぎます。
もう記事を書いても同じ内容の繰り返しになるので、何となくフェードアウト(^^;)しようかと思っていましたが、更新がないと気にされる方もおられるようですので、ここで一旦けじめを付けたいと思います。
最近来られた方はご存じないとは思いますが、実は2年半前に一度ブログは終了しています。しかし、その後も経過を教えてほしいと言う声があったので、回数を減らして続けてきました。(興味がおありでしたら記事をご覧ください↓)
http://pine5963.blog135.fc2.com/blog-entry-141.html元々2年で終了しようと思っていたブログですので、4年半続ければもういいのかな?という感じです。
という訳で、最後に総括だけさせて頂きます。
元々、このブログを立ち上げようと思ったきっかけは「それまでの脱ステの考え方を180度変えて治療する訳なので、その経過を記録しよう」と思ったのが最初でした。しかし、治療を続けるうち、「もしかしたら、今まで何十年も
思い違いをしていたのではないか?という思いがどんどん強くなっていきました。
それまでは、ステロイド薬を使った治療は絶対的に間違いであって、多くの患者はその犠牲者だと思っていましたので、アトピー関連の掲示板などで辛辣なステロイド批判を書いた事もありました。このブログはそういう過去の自分の間違いに対する懺悔でもあります。
標準治療を始めて4年半になりますが、今では、ステロイド薬を使った標準治療が正しい治療だと思っています。というか安定的に結果を出せる治療法としては今現在これしかないのではないでしょうか。もちろん、世間ではステロイド治療以外に沢山の治療法があります。しかし、その多くは医学的根拠が無かったり、効果が限定的だったりします。(効果があったとする人がいる影で多くの「効果なし」という患者がいる)
私は患者の経済的、精神的、身体的負担にならないなら、そういう新たな治療をやってみても良いとは思っていますが、同時に世界的(先進国では)に認められているステロイド治療を並行して(ちゃんと続けて)行っていく必要があると思っています。
※ステロイド治療が世界的に認められているという判断には異議を唱える方もいますが、違いは使い方の定義と副作用の定義が国によって異なる、という部分ぐらいなのではないでしょうか。
少なくとも、日本でこの薬が認可されてから、60年ですから、ステロイド治療自体に大きな問題があれば60年も放置されるという事は考えにくいです。
しかし、医師の中にも「ステロイドは危険であって、アトピーが治らないのはステロイド薬のせいだ」とまで言って、不安を煽って全国から患者を集める医師もいます。(また、そういう団体もあります) そういう医師や団体は自分たちの主張を通すため、ネットや本などで常に情報発信しているので目立ちますが、実際は極少数だと思っています。一般的な標準治療をする医師はそれが当たり前だと思っているので、いちいち情報発信しませんね。なので、ネット上では目立ちません。
書籍でステロイド批判の本が目立つのも同じ理由だと思っています。
私も昔は反ステロイドの書籍を買いあさって読んでいた時期がありましたが、冷静に考えると、そういう不安を煽る書籍の方が圧倒的に売れる訳ですので、出版社も売れる方を選ぶのは当然です。(以前、「癌と戦ってはいけない」と言う本がヒットし、物議を呼びましたが、それと同じですね)
ステロイド薬はアトピーを治す薬ではありません。ステロイドに異議を唱える方はよくこう言いますが、それは当たり前なのです。ステロイド薬でアトピーは治りません。これは、標準治療をする多くの医師も同じ考えだと思います。もし、症状が改善し、治ったように見えた場合は、それはその方の環境、生活、成長などによる体の変化、ストレスの軽減など多様な要因が重なって良くなったのであって、ステロイド薬が治した訳ではありません。
では、何のためのステロイド薬かと言えば「症状を悪化させないための薬、良い状態を維持するための薬」と考えるのが一番近いように思います。これは風邪薬の考え方と一緒です。(一過性の疾患と慢性疾患の違いはありますが) ご存知の通り、風邪薬は風邪を治しませんね。治すのは体の免疫機能であって、風邪薬は体がウイルスを退治してくれるまで、悪化しないよう制御し、症状を緩和してくれるだけのものです。
でも、これが重要であって、症状を放置したら、結局治りも遅くなり、体力の無い方は別の感染症などにも繋がり、肺炎にまで至る場合もあります。「熱が出るのは、体がウイルスを退治するためだ」と言って、インフルエンザも放置する方がいますが、それは危険なやり方であって、若ければ問題ないかも知れませんが、幼児や老人は命に関わる可能性もあります。(実際私も以前はそれをやっていましたが、今では間違いだと思っています)
アトピーもこれと同じで、症状を「放置」すると、アトピーをこじらせてしまいます。アトピーの炎症というのは、放置するとそれが「定着」してしまうので、治りにくくなります。脱ステの体験談でたまに「良くなった、完治した」というのを見ますが、もし、そういう人がちゃんと標準治療をしていたら、もっと早く良くなったのではないか・・・という気がします。もちろん、「脱ステ」と言うからには、以前ステロイド薬を使用していた訳ですが、体験談を読むと、その多くが標準治療とは言えないような使い方をしているように感じます。
今現在、私のアトピーは完治していません。しかし、通常生活で全く問題のないレベルにはなっています。(見た目アトピーとはなかなか気づかないでしょう) ただ、ステロイドを使っても、良くなる人とあまりならない人がいるのも事実で、それは患者の心理的な問題や、治療に取り組む姿勢、アトピーの重症度、根深さの違い、環境の違い、担当医の熟練度の違いなど、その要因は人それぞれです。
でも、これはアトピー治療に限った事ではなく、どんな病気の治療も、その結果は人それぞれな訳です。それで、少なくとも治療をしないよりはした方が症状を緩和できるから、成り立っているのでしょう。大事なのは「その人に合った」治療を受けられるかどうかだと思います。
私の経験では、アトピーには長周期の波があります。同じランクの薬を使い続けていても、その波が悪化傾向になったら、その薬では当然対応できなくなります。しかし、本人が悪化に気づかずにいた場合、段々薬が効かなくなってきたように感じます。その時、患者が「ステロイド薬は危険な薬だ」という情報をインプットされていたとしたら・・・悪化はステロイドのせいだと思い込んでしまうでしょう。
このように脱ステを決行して俗に言う「リバウンド」に陥る方は、多分例外なく、ステロイドに対する不信感、不安感から、悪化時に突然、または短期間にステロイド薬を中止しています。突然ステロイド薬を止めたら、人によっては悲惨な劇症に見舞われます(私のように)。でも、それはステロイドのせいではなく、ただの悪化だと思っています。その時に出る浸出液も決して「毒素」が出ている訳ではありませんし好転反応でもありません。(悪化時にステロイドを止めるのは、ジェットコースターの急降下時に、橋げたを外して地面に激突するようなものです^^;)
そういう状況に陥る方は、定期的な通院をされてない方が多いように感じます。(私もそうでしたが)
ですので、私は定期的で継続的な通院こそが、悪化の早期発見に繋がり、悪化させずその波を乗り切るためにも重要だと考えています。
以上、長くなりましたが、実はこれを要約すると一言で済みます。
「普通に治療を受けましょう」他の病気と同じく、皮膚科で診断を受けて、経験豊かな皮膚科医の元で治療を
続ける・・・これに尽きます。
以上で、このブログは更新を終了します。
多くの皆さんに読んで頂き、感謝しています。
大変申し訳ありませんが、今後はコメントのお返事も控えさせて頂きます。
ありがとうございました。
テーマ : アトピー性皮膚炎
ジャンル : 心と身体